FLAVORオリーブオイルプロフェッショナルコース Q&A

cloverイタリアのオリーブオイル・テイスター(アッサッジャトーレ)とは?

イタリアでは古くから、ワインと同様にオリーブも生産されており、近年に至っては品質向上に向けての動きが盛んになってきております。

ワインのように全州ではありませんが、地中海沿岸を中心に北はガルダ湖周辺、北東はトリエステでも栽培されており、広範囲に渡っております。

基本的に各州の自治体がその土地のオリーブオイル生産者に必要な情報(例えば、雹などの天候についてや害虫対策など)を提供したり、搾油したオイルの品質を化学的検査と、感覚分析によって行い、その品質保証の証明書を発行しています。更にはオリーブの木の剪定や剪定者の選出も行っております。

つまり土地に根付いた生産者にとっては重要な役割を果たすこの州自治体の仕事の一部が、オリーブオイルの感覚分析テストという事になります。

しかし、化学的なテストと違い、感覚分析テストは人間の感覚を養わなければ、均一で公平な判断が出来ない為、とりわけ感覚分析能力を養成するコースが注目された訳です。

感覚分析とは美味しい、まずいという判断ではなく、オリーブオイルに欠陥がないか確認します。次にその欠陥は、栽培、製造工程のどの部分が原因だったのかを指摘することで、生産者は改善することが出来ます。


clover近年のオリーブオイルソムリエやテイスターとは?

オリーブの品種も沢山ある事から、その品種の風味を活かしてお料理に合わせる動きが出て参りました。いわゆるワインと同じ『アッビナメント』であり、ワインソムリエに近い役割も担うようになってきたのです。

そこで、本来は生産者の為のオリーブオイルテイスターのコースだったものが、シェフや販売者がアッビナメントを学ぶ目的も含めて、テイスター資格を勉強する傾向が強まってきております。


cloverなぜFLAVOR(フラヴォール)を選ぶのか?

イタリアでは 上記の通りオリーブオイルテイスターを養成するコースを運営するのは各州自治体が主体となりオリーブオイル生産者や販売者とのコラボで出来た団体が全国に沢山あります。

日本で知られているのは僅かですが、例えばリグーリア州のONAOOはイタリアでおそらく最も古い団体です。また、AISOは近年になってAISのワインソムリエ協会が始めております。しかし、このAISが10年ほど前にFISと分裂した事によって、元AIS会長はFIS会長に移り、AISOはこの会長が作ったコースだった為に、FISのコースに移行されております。只、聞くところでは、日本人だけのコースはFISではないAISで一部行っているようです。

FLAVORは、やはり2012年発足の新しい団体ですが,ASSAM(マルケ州政府の農業サービス機関)に属しています。私がマルケ州で受けたコースは未だOLEAでしたが、これは先に挙げたONAOOから分裂したマルケ州の団体だったようで、OLEAも古い歴史があります。

残念ながら、こうして協会の分裂が度々起こっていますので、団体名に囚われる必要もないように最近感じております。

大事なのは講師やその講座内容です。

私がマルケで勉強した理由もそうですが、COI(国際オリーブ議会)のCAPO PANEL(鑑定責任者)に登録されており、世界でも活躍され、オリーブを中心にマルケ州農産物について研究されている、Barbara Alferi(バルバラ オルフェイ)さんに学ぶことに価値を感じております。


cloverバルバラ・オルフェイ(FLAVOR 副代表)について

現在COI(国際オリーブ協会)においてCAPO PANEL(鑑定責任者)に登録されており、ASSAM(マルケ州農林産業援助機関)に勤め、オリーブ栽培者、オリーブオイル生産者を支える為にオリーブオイル専門家として、多岐に渡る活動を行っています。 

自然を愛する彼女は、休みがある特に山へ出かけているそうです。

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著書には、オリーブ栽培、オリーブ木剪定、オリーブオイルなどがあります。

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FLAVORオリーブオイルプロフェッショナルコース内容

clover日本で開催が始まったのは?

日本では、2014年にFALVORの講師による、オリーブオイル鑑定士基礎コースを東京や横浜で開催しました。

今回は資格取得コースとして初めて開催する運びとなりました。


clover日本におけるFLAVOR資格コース内容は?

イタリアのオリーブ品種の特徴を知る!

欠陥、好点双方の感覚分析力を養成する!

お料理との合わせ方(アッビナメント)に活かせる知識を学べます!

イタリアのオリーブオイルテイスター養成コースは33時間の受講の後、20回の講義出席により、各自治体にオリーブオイルテイスターとして登録されますが、こちらは日本市場に適した内容にプログラムされております。
イタリアでも品種が一番多いとされるマルケ州を中心とした講義と実践が充実している点は他には見られません。

下記内容を省略しております。
オリーブ木の剪定、オリーブオイルの医学的見地など。

アッビナメント(お料理との合わせ方)に関する知識は追加されています。


cloverコース受講後のブラッシュアップはどうすればよいですか?

FLAVORが企画する各テーマの講座を日本とオンラインで繋ぐ機会を開催できるように企画しております。また、マルケ州へ行かれる機会がありましたら、現地での講座に参加することも可能です。


clover費用について、他社のコースと比較してリーズナブルですが、なぜですか?

イタリアのオリーブオイルを生活にどんどん取り入れて頂くためにはこのような知識を身に付けられるコースが必要と考えております。
日本人向けのコースは約30万円程かかると言われておりますが、LCIでは少しでも参加し易い環境を整える為、オンラインでの受講も準備しております。またスタッフ少人数で人件費も抑えていることにより、実現しております。

シェフやオリーブオイルの販売、輸入に携わる方、またお料理の幅を広げられたい方や健康の為にも取り入れていきたい方に是非、ご利用いただきたいと思っております。


clover受講者は少人数ですか?

定員12名としておりますが、オンライン受講者も含めてですので、会場では更に少ない事が予想されます。講師や通訳とも親しみ易く、質問もし易い環境です。


他にご質問、ご不明な点がございます場合は、こちらから気軽にご連絡ください。